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原題 The Buffett Essays Symposium: A 20th Anniversary Annotated Transcript
著者 Lawrence A. Cunningham
分野 経営・財務会計
出版社 Harriman House Ltd
出版日 2016/3/23
ISBN 978-0857195388
本文 1996年、カルドーゾ・ロースクールで伝説的なシンポジウムが開かれた。24人の専門家が集結し、ウォーレン・バフェットがみずからの経営するバークシャー・ハサウェイの株主にあてた手紙について熱い議論を交わしたのだ。その内容は、コーポレート・ガバナンスやM&A、会計といった、今日でも十分関心を集めるトピックスに溢れている。

このシンポジウムの内容がまとめられ、大ベストセラーとなった『バフェットからの手紙』に、当時の参加者本人による注釈と最新の情報を盛り込んだのが本書だ。シンポジウムそのままの会話形式の議事録に、注釈を挟む形で編集されている。写真も豊富に掲載されていて、当時の熱がありありと伝わってくる。

現代にも通じる議論の内容を学ぶにも、当時の記録として読むにも最適の一冊。