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原題 Resilience: Bounce Back From Whatever Life Throws at You
著者 Jane Clarke, John Nicholson
ページ数 214ページ
分野 心理学/自己啓発
出版社 Crimson Publishing
出版日 2010/1/12
ISBN 978-1854585448
本文 激変する時代において、人生に何が起ころうとも立ち直るためには、レジリエンス(試練、つらい状況からしなやかに立ち直る力)が必要だ。レジリエンスは年齢や経験に関係なく、身につけ、高めることができる。

人によって、持っているレジリエンスの程度に差はあるが、レジリエンスな人には、こんな共通点がある---自分が抱えられるストレスの許容範囲や分野を認識している。ネガティブな状況が避けられなければ、できる限りポジティブに対処することで、すばやく立ち直ることができる。

本書はまた、レジリエンスには柔軟性を持つことが重要だとし、最後をこう締めくくっている「レジリエンスな人は柔軟だ。人、問題、環境に対するアプローチに柔軟で、いつやめるか、いつ突き進むべきかを知っている。自分の経験を見直し、そこから何かを得ようとする。学ぶ大切さを知っているのだ。彼らは、自分を根底から変えてしまう革命者(Revolutionaries)というよりは、改革者(Reformers)であるといえる」

既存のビジネス書や自己啓発書で何度も説かれてきたことと矛盾するような、「自分の信念を曲げずに貫き通すことも大切だが、状況の変化に応じて考え方や行動を変える柔軟性を持つことがレジリエンスには必要なことだ」というこの考え方こそ、レジリエンスのカギであり、この本のユニークな点だろう。