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原題 Happiness Genes: Unlock the Potential Hidden in Your DNA
著者 James D. Baird
ページ数 256ページ
分野 バイオテクノロジー/自己啓発
出版社 New Page Books
出版日 2010/4/10
ISBN 978-1601631053
本文 遺伝子と幸福という、一見無関係に思われる両者を、エピジェネティクスという観点から結びつけた画期的な書。単に理論を解説するだけではなく、遺伝子の働きを変化させて幸福を得るためのプログラムも紹介している。

本編は3部からなる。第1部では、遺伝子やDNAについて簡単に説明しつつ、エピジェネティクスの基本的な考え方に触れる。エピジェネティクスとは、環境の違いによって、遺伝子の働きが変化していくという学問分野であるが、この遺伝子の働きによって、人間は自分の願ったとおりの人生を歩むことができるという。

第2部では、幸福のとらえ方について語る。著者は、幸福とは何かの見返りとして与えられるものではなく、自分自身の中で育み、保ち続けるものであるといい、このような幸福のことを「自然な幸福」と呼んでいる。

そして第3部で、「自然な幸福」を得るためにはどうすればいいか、具体的な方法を解説する。まず、「解放する(Release)」、「再起動する(Reboot)」、「リラックスする(Relax)」、「喜ばせる(Rejoice)」の4段階からなるプログラムを実行し、その中で身につけた習慣をさらに確実なものにしていく、という実践的な内容だ。

各章末には「読者への問い」が添えられていて、この問いの答えを考えることで、その章で取り上げたテーマに対する理解をさらに深めることができる。