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原題	Flat Broke in the Free Market: How Globalization Fleeced Working People
著者	Jon Jeter
ページ数	256ページ
分野	国際経済
出版社	W. W. Norton & Company（アメリカ）
出版日	2009/5/11
ISBN	978-0393065077
本文	グローバリゼーションは、どのようにして世界に不幸をもたらしたか。80年代以降、IMFと世界銀行は、途上国に対してネオリベラリズムに基づく政策を取ってきた。しかし、インフレ抑制を目的とした利上げや国営企業の民営化などは、製造業を衰退させ、世界中に貧困層を生み出した。 2001年から08年にかけて、著者は4つの大陸でインタビューを重ね、苦境にある人々の声を可能な限りすくい上げて本書を書き上げた。豊富なデータを示しつつも、経済理論の視点にとどまらず、グローバリゼーションの波に翻弄されながら必死に生きようともがく生身の人間の姿にも肉薄している。本書は、世界が直面する危機の原因を解き明かし、ともすれば弱者を切り捨てがちな世界の潮流に警鐘を鳴らすと共に、人類が進むべき希望の道を示す。気鋭のジャーナリストが綿密な取材に基づいて中立的な立場から描く、骨太なグローバリゼーション批判の書。