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原題 이건희처럼 생각하고 정몽구처럼 행동하라(イ・ゴンヒのように考え、チョン・モングのように行動せよ)
著者 李彩潤(イ・チェユン)
ページ数 352ページ
分野 ビジネス/経営
出版社 머니플러스 (マネープラス )
出版日 2010/9/3
ISBN 978-8991113435
本文 韓国最大財閥サムスングループ会長イ・ゴンヒ(李建熙)と、韓国最大手自動車メーカーのヒュンダイ(現代)/起亜自動車グループ会長チョン・モング(鄭夢九)。2人はそれぞれ創業者である父親から会社を引き継ぎ、世界の一流企業に成長させた。本書では、今日の韓国経済をリードする、この宿命のライバルのこれまでの道のり(幼少期~トップ就任まで)、トップ就任後の苦悩、そして2人の経営観、リーダーシップを交互に見ていく。

イ・ゴンヒは、「新経営宣言」発表以後、徹底的な質へのこだわり、エンジニア中心の経営布陣、デザイン革命、天才経営といった改革に次々と着手。その結果、グローバル・ブランドを確立させ、自らの経営手腕や発言でも世界に影響を与えてきた。会長職に復帰した2010年3月には危機説を唱え、「ニュー・イ・ゴンヒ・プラン」でさらなるスピード経営、攻撃的経営を打ち出している。

一方、品質第一の経営を最重視してきたチョン・モングは、自ら現場に顔を出す徹底的な「現場主義」を通して、驚異的な品質の向上を実現。わずか10年で同社を世界第5位の自動車メーカーに大躍進させた。世界トップレベルの高性能エンジンの開発にも成功し、2010年4月には待望の現代製鉄の一貫製鉄所を完成させ、世界一を目指す製品開発にますます拍車がかかっている。

これまでの業績から最新の取り組みまでを追っていくと、急成長の裏にあった2人の強力なオーナーシップとスピード経営がどんなものであったかが見えてくる。正反対のタイプともいわれる2人がどう成功を収めてきたのか、比較しながら読める点も興味深い。