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原題 The Perfect World: A Journey to Infinite Possibilities
著者 Priya Kumar
分野 フィクション/自己啓発
出版社 Embassy Books
出版日 2012/1/2
ISBN 978-9380227931
本文 全作に続き、フィクション仕立ての自己啓発書。

ニッキー・サンダースは不機嫌だった。恋人のダニーに不満を持ち、すべてを批判的に見ていた。鬱憤をまきちらし、心の中には後悔と妬みが渦巻いている。成功とは一体何なのだろう。本当なら、作家になって本を出版したいというのに。

ダニーと喧嘩別れしたある日、森を散歩していたニッキーは霊媒師セルダに会う。彼女は宇宙に存在するゼディウスという名のパーフェクト・ワールドから訪れる魂の到着を待っているのだという。そしてニッキーは、魂であるアクロドーフとブレンに遭遇する。危機に陥ったパーフェクト・ワールドを救うためにセルダと一緒に宇宙に旅立つはめになったニッキーは、半ば自暴自棄でパーフェクト・ワールドに向かった。

パーフェクト・ワールドに着いたニッキーは、ある闘いに参戦することになる。人食い人種の潜むジャングルに迷い込み、生き残るべく奮闘するうち、ネガティブな態度は徐々に影を潜めていく。次から次へと襲ってくる危機をセルダと乗り越えながら、ニッキーはいつしか自分の内面とも向き合っていた。勇気を持って挑むこと、現状に満足せず、さらなる高みにチャレンジする力を振り絞ること。未知なる世界のこのゲームは、無限の可能性と自己発見の冒険となる。

前作に引き続き、自分自身を取り戻し、行動力を身につけ、心の欲するものを手に入れるためのパワーを再び我がものにする方法を教えてくれる本書。ストーリーはスリル満点の冒険と喜び、英知に満ちあふれ、情熱と目的を持って日々を生きることがいかに重要かというメッセージが伝わってくる。成功の本来の意味は、自らの魂の存在を認識し、その偉大さを自覚することで初めて見えてくるのだ。