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原題 Water, Pure and Simple: The Infinite Wisdom of an Extraordinary Molecule
著者 Paolo Consigli
ページ数 400ページ
分野 サイエンス/スピリチュアル
出版社 Watkins
出版日 2008/5/1
ISBN 978-1905857487
本文 水に起源を持つ人類は、水によって生命を維持している。構造は単純だが、あらゆる生命体にとって必要不可欠な存在、水。人類の歴史を振り返ってみると、水は常に崇拝の対象であった。これから先の未来においても、重要なカギとなることは間違いないだろう。

水は、なぜ生命の維持に不可欠なのか。なぜ崇拝の対象となったのか。将来、どのように役立ってくれるのか。「水の魔術師」と呼ばれたオーストリアの科学者、ヴィクトル・シャウベルガー(1988~1958年)をガイドに、「水」の世界を探索する。「水」という唯一無二の物質について、その物理的な特質、スピリチュアルな側面、医療の世界における価値など、幅広い視点から論じた、知的かつ革新的な一冊。

【ヴィクトル・シャウベルガー】
これまでのテクノロジーを覆すような独自の生命エネルギー理論を打ち出し、自然エネルギーを利用した水の浄化法、廃熱・廃棄物ゼロの発電法などを考案したナチュラリスト。第二次大戦時にはナチス・ドイツ下での研究を余儀なくされ、戦後は研究資料の大半を米国、ソ連によって奪われたと言われている。今もその研究の細かな部分は公にされていない。