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  「TranNet BookFair News」!

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     ○)○) 2005年 ロンドン・ブックフェア レポート (○(○

――参加企業・エージェントが1800を超える過去最大のイベント!――

2005年3月13〜15日の間の3日間、ロンドン市西部にあるコンベンション会場「オリンピア(Olympia)」にて、第34回ロンドン・ブックフェアが開催されました。参加企業・エージェントが1800を超える過去最大のイベントとなった今回のブックフェアは、16年間会場となってきた「オリンピア」で開催される最後のフェアでもあり、第1日目から参加者8000人が訪れる盛大なものとなりました。

会場内には趣向を凝らした各社のブースが立ち並び、さながらお祭りのようです。大規模出版社のブースでは、最新刊の巨大タペストリーが並び、ライティングを灯されたブース内のデコレーションはショップのような雰囲気。英国マクミラン社の場合、場所リース料金だけでも日本円にして一日約800万円を支払っているそうです。地上レベルよりも一段高く設けられたブースはステージのような見栄えで、備え付けられた商談用のテーブルで会議をする担当者たちの姿が、周りから見渡せるようになっています。一方、米国中堅出版社Dearborn社や児童書専門のGareth Stevens社などは、他の独立系出版社、エージェントやディストリビューター(卸し)とともにAmerican Collective Standという出版社寄合いの形でフェアに参加していました。

会場二階にある会議室やイベントスペースでは、毎日様々なセミナーが催されています。「04年度・米国市場トレンド」「ワイリー社“オンライン・ブックス”の試み」「イタリアでのデジタル書籍と受容について」など、業界内のトレンドやケーススタディの講演が各社の協賛のもとにおこなわれていました。日本の業界研究セミナーとしては、初日に「スーパーヒーローから“マンガ”へ――グラフィック・ノベルで利益を上げる」が催されたほか、二日目には「日本の出版市場」と題したセミナーも開かれていました。また、検索エンジン大手米グーグル社による「Google Print/Google University」事業のプロモーションも、昨年のフランクフルトに引き続きおこなわれており、セミナー会場では連日、同事業の説明会が催されていました。

トランネットも例年通りロンドンブックフェアに参加し、様々な書籍をリクエストしてきました。今までなかったような、かなりユニークな書籍も「TranNetブックレビュー」として紹介していきますので、オーディション課題にもご注目ください。

また、6月から本格的に始動する予定の、「日本の書籍の海外プロモーション」では、早速成果を得られました。弊社とご契約いただいた著者のミニチュア手芸本に、3社からオファーが出たのです。スムーズに交渉が進み、「良いものは必ず売れるのだ」ということと、プレゼンの大切さを改めて実感しました。この書籍は、イギリスを始め、アメリカ、オーストラリアで販売される予定です。

今後トランネットは、海外の書籍を日本国内に紹介するだけでなく、日本の書籍を海外に紹介する活動にも力を入れていきます。各ブックフェアでも積極的にプロモートし、第2、第3のオファーを生み出したいと思いますので、ご期待ください。

 LONDON BOOKFAIR 2005 をご覧下さい。
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