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☆★ 9歳の女の子から80歳以上の超熟女まで、みんなが本音を語った。自分の娘の、姪の、友だちの、叔母さんの、お母さんの、そしてお祖母さんの、異性に関する正直な声を聞きたくありませんか? ☆★
原 題:!Dejame terminar! Ahora hablan ellas
著 者:Care Santos
本 文:245ページ
分 野:心理学/社会学/性科学
出版社:El Cobre
出版日:2004年8月
I S B N:84-96095-54-1
提 供:トランネット
著者は「異性について語る」というテーマのもと、世代ごとに女性たちの集まりを開いた。参加者の学歴や職業などが均一にならないように配慮し、あとは流れに任せた。好きな映画、テレビ番組、音楽などによって時代背景が浮き彫りになり、世代間の違いも明らかになる。本書は、主に著者の質問と参加者の本音の回答、他の参加者の反応、そして著者のコメントなどによって構成され、読者もその場に居合わせて、目の前にいる女性の言葉をじかに聞いているかのような気持ちにさせられる。
“Generacion XXI”(=大学生向けのインタラクティブな無料配布雑誌)2004年6月号−昨今、エッセーのジャンルの伝統を評価し、研究し、再考するという質の高いジャーナリズムに出会うことは難しい。Care Santosは、ユーモアのセンスも失わず、それをやってのけた。
“Dejame terminar”は、「優れた作家は、物語を書いても、小説を書いても、論説を書いても、優れているものだ」という巨匠Medardo Fraileが呈したあの前提を満たす、優れた作品である。本書は、単に面白いだけでなく、考えさせられる。本書は自由で同世代的な読者に向けられ、著者自身が書いているように、公式の女性史とは違う、女性たち自らが書いた歴史である。そして著者は、素晴らしいガイド役を努めている。


☆★ 偉大な文豪は実は有能なスパイだった?
ケベド、セルバンテス、ボーマルシェ、ヴォルテールなど、
偉大な作家たちの裏の顔が明らかに ☆★
原 題:Escritores espias
La insolita vida secreta de los grandes de la literatura
著 者:Fernando Martinez Lainez
本 文:328ページ
分 野:伝記/歴史
出版社:remas’de hoy.
出版日:2004年5月
I S B N:84-8460-363-6
提 供:トランネット
シェークスピアは実在したのか? それとも、政敵から逃れるために他人を装わざるを得なかった劇作家クリストファー・マルローのペンネームか? なぜセルバンテスはアルヘルの牢獄にあれほど長く投獄されていたのか? 詩人ジョセップ・プラと蜂起後のフランコ主義者たちとの関係は? ジョン・ル・カレの著書は自伝的なものなのか? ケベドはベニスの政府に対する反乱をどうやって組織したか?
偉大な文豪の中には、著作の傍ら自国政府のためのスパイ活動に携わっている者もあった。スパイ活動をしていたことが以前から知られている作家もいるが、本書でその裏の顔が明らかになった作家もいる。これだけ多くの世界的文豪のスパイ行為を扱った初めての書籍。
スペイン国家情報センターの元長官と、セルバンテス協会の元会長も絶賛。
------------------------<他エージェント提供>-----------------------


☆★ 黒死病は単なるペスト菌ではなく、エイズと同様に
人から人へと感染するウイルスが原因だった?
これまでにはない見地から黒死病の正体を暴き、世に
警鐘を鳴らす。 ☆★
原 題:Return of the Black Death
The World’s Greatest Serial Killer
著 者:Susan Scott、Christopher Duncan
本 文:300ページ
分 野:ヨーロッパ史/医学/生物学
出版社:John Wiley & Sons
出版日:2004年6月11日
I S B N:0-470-09000-6
提 供:他エージェント
14世紀から17世紀にかけて欧州で猛威を振るい、世界を揺るがした黒死病の正体は、ネズミやノミが保有したペスト菌ではなく、人から人へと感染するエイズやエボラ出血熱のようなウイルスだった。動物学と社会史学者である二人の著者が、欧州の地区行政区に残された記録や村人たちの日誌、遺書など徹底的に調べ、人口統計や歴史的背景、菌の潜伏期間、感染した人たちの症状などから、これまで信じられてきた定説をくつがえす。当時でさえ、欧州の人たちに次から次へと襲い掛かり、人口の三分の一を死に追いやった恐るべき黒死病。交通手段が発達した現代において、ひとたびウイルスが頭をもたげれば、瞬く間に人から人へと感染し、人類に与える脅威は計り知れない。黒死病の再来を懸念し、その真の姿を見極め、十分に理解したうえでの対策の必要性を訴える。
突如世に姿を現すウイルス感染症。SARSが世を騒がしたことは、私たちの記憶にも新しい。HIVが認知されたのも、つい最近になってからのことである。また、anthraxが郵便物の中に見つかり、バイオテロの脅威に世間を脅えさせた。混沌とした社会状況が続く中、得体の知れないウイルスや細菌は、治療薬がないまま、私たちを死へ追いやるという恐怖だけでなく、バイオテロとして利用されるのではないかという不安も否めない。ペスト菌に対しては抗菌薬が発達しているが、黒死病をもたらしたウイルスについては何の予備知識もない現在、注目すべき一冊である。


☆★ 強者が強者であるがゆえに
優位である時代ではなくなった。
いまや弱者が強者を脅かす時代である
では、弱者が強者を脅かす戦略とは…… ☆★
原 題:The Underdog Advantage
著 者:David Morey
本 文:244ページ
分 野:ビジネス
出版社:McGraw-Hill Companies
出版日:2004年6月18日
I S B N:0-07-143919-6
提 供:他エージェント
本書の著者であるデイヴィッド・モリーとスコット・ミラーは、コラソン・アキノ(フィリッピン元大統領)、ボリス・エリツィン(ロシア元大統領)、シモン・ペレス(イスラエル元首相)、金大中(韓国元大統領)らをはじめとする世界各国の選挙戦を勝ち取ってきた。ある日、コカ・コーラ社のマーケティング最高責任者(CMO)セルジオ・ジーマンがこの選挙戦術を使ってペプシを倒すアドバイスを求めてやってきた。そして、アップル社創業者のスティーブン・ジョブスもまた巨人IBMを倒すためのアドバイスを求めてやってくる。ふたりはその後、マイクロソフト、ナイキ、マクドナルド、リーボックなどに次々とこの戦略を応用していく。本書は、選挙戦で用いられた戦術を応用して、弱者が強者を倒した数多くの実例をわかりやすく解説している。ビジネスマン必読の書。


☆★ うつ病は、本来の人間らしさを取り戻すことで克服できる!
自然や社会、周囲との関わりに焦点を当てた、
7つのステップから成る、画期的な治療法を紹介 ☆★
原 題:Creating Optimism
A Proven, Seven-Step Program for Overcoming Depression
著 者:Bob Murray and Alicia Fortinberry
本 文:203ページ
分 野:自己啓発
出版社:McGraw-Hill
出版日:2004年1月9日
I S B N:0-07-141785-0
提 供:他エージェント
うつ病はこれまで、主に自身の思考や行動パターンからもたらされるものと考えられてきた。本書では、これまでの定説とは違い、我々を取り巻く環境、つまり自分と周囲との関係に焦点を当て、癒しの環境を築くことで、生まれながらにして本来誰もが持っている心身の健康や楽観論、真の幸せを取り戻せると解説。7つのステップから成るこのユニークな楽観論形成法(Creating Optimism)は画期的な方法で、治療を受けた人の94%が回復したと報告している。脳を刺激し、新しい思考法を生み出すためのエクササイズなど、これまでにはない新しいテクニックも満載。論理に加え、具体的な実践方法が詳しく記述されている。
めまぐるしく変化し続ける社会において、ストレスを抱えながら忙しい毎日を送っている人は多い。そんな現代において、うつ病も深刻な社会問題となりつつある。日本でも人口の5、6%がうつ病と診断され、軽症うつ病に悩んでいる人も含めれば、かなりの数にのぼると推定される。しかし、受診にためらいを感じる人、ましてや薬物療法には抵抗を感じる人も多いことであろう。本書は、医学書とは違い、一般向けで読み易く、実践しやすい点が評価される。うつ病を克服したいと願う人、または憂うつな毎日から逃れたいと願う人には必読の一冊。


☆★ ライト兄弟から学ぶ問題解決のコツ
飛躍のチャンスはすぐそこに ☆★
原 題:The Wright Way
7 Problem-Solving Principles from the Wright Brothers
著 者:Mark Eppler
本 文:185ページ
分 野:ビジネス/マネジメント
出版社:AMACOM
出版日:2003年10月1日
I S B N:0-8144-0797-8
提 供:他エージェント
1903年12月17日、ライト兄弟は人類初の有人飛行に成功し、世の中を驚かせた。人間が空を飛ぶなど、考えられないことだったのだ。でも、彼らは成功した。その秘密はどこにあったのか? 本書では、ライト兄弟の成功の秘密について研究を続けてきた著者が、彼らから学んだ問題解決のヒントを提示する。いかにして障害を乗り越え、夢を実現していくか、そのための7つの原則が提示される。
ライト兄弟――その存在と功績は誰もが知るところであるにもかかわらず、彼らの成功から問題解決のテクニックを学ぼう、という本書のような試みは、これまで、あまりなされてこなかった。ライト兄弟の成功までの軌跡をたどるうちに、まさに「雲の上」の偉人たちのたどってきた道にも、私たちの実生活で応用できそうなヒントがたくさんあることに気づき、大いに触発される。ビジネスで、あるいは日常生活で、さまざまな問題にぶつかったときの参考になるのはもちろん、親しみやすい語り口で、伝記として読んでも十分に楽しめる。
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