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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ TranNet ブック レビュー No. 136 2008/11/19 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ | ||
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![]() ブックレビューのお問合せ ![]() ☆★ 「我が友人は苦しまなかった」 ホッファ失踪事件 その真実がここに明かされる ☆★ 原 題:I Heard You Paint Houses : Frank "The Irishman" Sheeran and the Inside Story of the Mafia, the Teamsters, and the Final Ride of Jimmy Hoffa 著 者:Charles Brandt 本 文:320ページ 分 野:ノンフィクション(事件・犯罪) 出版社:Steerforth 出版日:2005年初版 I S B N:1-58642-155-7 |
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デラウエア州の元検事で、デラウエア州法廷弁護士協会の会長も務めた著者が、迷宮入りかと思われた事件の真実を明らかにする。 1975年、全米トラック運転手組合の会長を務めたジミー・ホッファが失踪。悪名高き殺し屋“アイリッシュマン”ことフランク・シーランは、ホッファの盟友でありながら、疑いの目が向けられた一人だった。これまで事件について自ら語ることはなかったシーランだが、晩年を迎え、ついに重い口を開く。本書は、著者自らシーランに面会して行った取材をもとに執筆された。シーランが歩んできた人生を軸に、ホッファ失踪事件との関わりが綴られている。 著者はこれがジミーの悲劇の最終章であるという。シーラン自身は本書の原稿すべてに目を通したあと、この世を去った。事件の真相は、本書の中にある。 本書は映画化が発表されており、ともにオスカー獲得経験のある、マーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロがタッグを組むという。 |
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![]() ブックレビューのお問合せ ![]() ☆★ 米国の伝説的大富豪カーネギー家の回想 三つの島の物語 ☆★ 原 題:Songs of Three Islands: A Memoir of Motherhood and Mental Illness in an Iconic American Family 著 者:Millicent Monks 本 文:240ページ 分 野: 出版社:Infinity(英国) 出版日:2009年3月 |
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本書は、米国の伝説的大富豪アンドリュー・カーネギーとその一族の栄光の記録ではない。カーネギー家の女系4世代におきた精神障害と、その克服の記録である。 アンドリュー・カーネギーを大叔父に持つ著者、ミリセント・モンクは、一族の娘として生まれ、その人生を一族が抱える精神障害との闘いに費やしてきた当事者である。物語の舞台は、カーネギー家が所有し、住処とする実在の島、南部のカンバーランド島、メイン州のクレセント島、カナダ国境ノーザン島。この三つの島は、カーネギー家の女性たちの精神障害を象徴するものでもある。 本書で最も読者の心を打つのは、自分が、また自分の最も愛する家族が、精神を蝕まれてその人生を崩壊させていく現実に立ち向かい、格闘し、苦悩する姿だ。有り余る富みを持つカーネギーの人間であっても、人間としての本質は変わらないことに読者は気づくだろう。 著者によれば、「人はふたつのカテゴリーに分けることができる――避ける事のできない存在としての悲しみを背負って生まれた人と、それを知らない人である」。生まれ持った苦しみを癒す事はできない。ただ人は、自らの生き方と感情をその苦しみとうまく調和させるよう変えていくだけだ。絶望の淵にあっても生きていこうとする著者の前向きな姿勢は、同様の悩みを抱えている読者から、大きな共感を得るだろう。 調査によると、現代人の25%は、一年のうちに一度はなんらかの精神的な問題に直面するらしい。また、世界中で4億5000万人以上が精神障害を抱えているという。 本書は、精神障害に苦しむ現代人を勇気づけたり感動させたりするだけでなく、今まで語られることのなかったカーネギー家の秘話で読者を魅了し、衝撃を与えるだろう。 |
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![]() ブックレビューのお問合せ ![]() ☆★ 骸骨、血、死、腐乱、恐怖、骨、モンスター、暗黒…… ニューゴシックアート大全 ☆★ 原 題:Hell Bound: New Gothic Art 著 者:Francesca Gavin 本 文:160ページ 分 野:アート 出版社:Laurence King 出版日:2008年10月 I S B N:1-85669-563-3 |
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多くの新世代アーティストは、生の暗黒面に取り付かれている。イラストレーター、ストリート・アーティスト、彫刻家、写真家、映像作家、インスタレーション・アーティストなどが、アートの広い分野で、ゴシック的なイメージを色濃く反映した作品を次々と発表している。 現代のゴシックアートは、人々の生に横たわる不安や不満と、ポップな表現が混在する、完璧といえるようなポストモダン的フュージョンである。これらのアートは、悪魔崇拝というよりむしろカーニバル(祭礼)的なおぞましさを持っているのが特徴だ。現代人の生にとってホラーは日常である。ニューゴシックアートを含めて、アートとは人々の今の生を反映したものなのだ。 ニューゴシックアートは、デス・メタルや戦争の恐怖と、使い捨ての現代ポップアートカルチャーの出会いである。 本書にはジェイクやディノス・チャップマンが因習打破した作品や、クロエ・ペインやウエス・ラングの描画、テレンス・コーやバンクス・ビオレットのインスタレーション、マット・グリーンやアイリス・ヴァン・ドンゲンの絵画、ピュア・イーブルのアウトサイダー的パンクアート、フレンチやウイル・エインリーのイラストレーション等が収録されている。 ニューゴシックアートを網羅した初めての書籍であり、多くのアートファンやポップカルチャーに敏感な読者の支持を受けるだろう。 次回のブックレビューは2008年12月3日発行となります。2008年 FBF から続々と最新情報が届いております、Hot な話題をお楽しみに!! |
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