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                        トランネット ブック レビュー 2008
                                          No. 138  2008/12/17
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  ビジネスマン必読の『名著を読み解くための52章』シリーズ!!

  【本シリーズの特徴】

  ・ビジネスマンにとっての必読の古典を、見開きで2ページで各章ごとに簡潔に要点をまとめてあり、原本を
   容易に読み解くための格好のガイドとなっている。
  ・古典の内容に即して現代の事例、エピソードが盛り込まれているので、なるほどという納得感を得られる。
  ・各章にコラムで多くの偉人の名言が盛り込まれており、各章末には具体的な読者への助言もまとめてあ
   り非常に役立つ。


 ☆★ 成功を約束するビジネス哲学シリーズ ☆★



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原  題:George S. Clason's, The Richest Man in Babylon
     (『バビロンの大富豪』を読み解くための52章)
著  者:Karen McCreadie
本  文:128ページ
分  野:自己啓発/ビジネス
出版社:Infinite Ideas Limited
出版日:2008年11月
I S B N:1905940971


本書は、富の支配原則を解き明かした名著、THE RICHEST MAN IN BABYLON(邦訳:バビロンの大富豪)について解説したものである。

原著作者のジョージ・サミエル・クラーソンは、古代バビロン人の富にまつわる寓話/教訓(古代バビロン人のお金に関わる教え)に、今日でも通用する多くの真理があることに気づき、1962年にこれをシリーズのパンフレットとしてまとめた。本パンフレットは銀行や保険会社により顧客に配布されたが、後に一冊の本としてまとめられ、現在までに200万部以上が売れたと言われている。

本書は、現代の経済生活に照らして最も重要であると思われる原書のエッセンスを抽出し、解説する。現在、世界経済が直面している金融パニックの中で、個人がどのように自らの富を守るべきなのか、多くのインスピレーションを与えてくれるタイムリーな一冊。

本書で読者が発見できること:

・起業家精神があなたを金持ちにする
・資産を倍増する方法
・失敗する投資とは
・幸運を引きつける方法
・あなたのお金の行くところ






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原  題:Niccolo Machiavelli's the "Prince"
     (『君主論』を読み解くための52章)
著  者:Tim Phillips
本  文:256ページ
分  野:自己啓発/ビジネス
出版社:Infinite Ideas Limited
出版日:2008年9月
I S B N:1904902839


本書は、人間性の深淵な本質解き明かしたマキャベリの名著、THE PRINCE(君主論)について解説したものである。

ルネサンスの時代に書き著されて以来500年もの間、『君主論』は人々にインスピレーションと様々な論争を引き起こしてきた。ビスマルク、ナポレオンからヒトラーまでも、歴史上の傑出した人物の多くが、本書を座右の書としてきたことから証明されているとおり、人間の行動原理を語る上での本書の重要性は色あせない。

本書は、この『君主論』が今日のビジネスの文脈の中で現代人にとっていかに重要で、これをどう読み解くべきかを示している。

本書で読者が発見できること:

・もし持てる力を行使しないと、その力はいつのまにか失われる。
・いかにして過酷な目標設定を自身のためにするか。
・なぜ敵と連携するべきなのか。
・言葉ではなく行動で自身のメッセージを発信する方法。
・成功は最大の失敗の要因になる。






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原  題:Benjamin Franklin's The Way to Wealth
     (『富への道』を読み解くための52章)
著  者:Steve Shipside
本  文:128ページ
分  野:自己啓発/ビジネス
出版社:Infinite Ideas Limited
出版日:2008年9月
I S B N:1904902847


本書は、1750年に出版されて以来250年にわたって幾千もの起業家がそのビジネスの教訓としてきたベンジャミン・フランクリンの名著 THE WAY TO WEALTH(富への道)について解説したものである。

『富への道』には、「時は金なり」「苦あれば楽あり」「早起きは三文の得」といった、今日でもあまりに有名な多くのベンジャミン・フランクリンの名言が盛り込まれている。現代の勤労の価値観や倫理観、処世の知恵は彼の思想に負うところがあまりに多いことを読者は再認識するだろう。人生を成功の上に全うしたいと思う人には必読の書。

フランクリンは、莫大な資産家として亡くなり、今日でも『米国の歴史上最も裕福な100人の資産家』に名を残している。

本書で読者が発見できること:

・助手席に座るより運転手になれ。
・自分の運を活用する。
・所有欲を自制する。
・自身の最も大切な財産である自分に投資する。
・時間の浪費に最大の注意を払う。






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原  題:Samuel Smiles's "Self-help"
    (『自助論』を読み解くための52章)
著  者:Steve Shipside
本  文:128ページ
分  野:自己啓発/ビジネス
出版社:Infinite Ideas Limited
出版日:2008年11月30日
I S B N:1905940963


本書は、1859年に出版され、瞬く間にベストセラーとなったサミュエル・スマイルの Self-Help(自助論)について解説したものである。 『自助論』は、日本では明治維新直後に中村正直の翻訳により『西国立志篇』として刊行され、福沢諭吉の『学問のすすめ』とともに多くの青年に愛読され、日本の近代化の精神的支柱となった(この2作は日本で最初のミリオンセラーと言われている)。

サミュエル・スマイルの主張する勤勉、向上心、倹約、そして忍耐は、ビクトリア朝時代の大英帝国の最も重要な価値観だった。『自助論』は初年度に2万部が売れ(当時としては大ベストセラー)、ビクトリア朝リベラリストのバイブルとなる。『自助論』は、今日における自己啓発本の先駆とも言われている。

本書は、この原典を現代のビジネス社会の文脈の中で読み解く。今日でも、我々が生きる上での指針となり、成功したいと切望する読者の大きな糧となるだろう。

本書で読者が発見できること:

・「天は自ら助くものを助く」(余りに有名な序文)の精神。
・向上心と忍耐そして人生成功のための道筋。






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原  題:Charles Mackay's Extraordinary Popular Delusions and the Madness of Crowds
(『狂気とバブル―人はなぜ集団になると愚行に走るのか?』を読み解くための52章)
著  者:Tim Phillips
本  文:128ページ
分  野:自己啓発/ビジネス
出版社:Infinite Ideas Limited
出版日:2009年1月
I S B N:1905940912


本書は、1841年に刊行されて以来、150年もの間ベストセラーとなっているチャールズ・マッケイの古典 EXTRAORDINARY POPULAR DELUSIONS AND THE MADNESS OF CROWDS( 狂気とバブル―人はなぜ集団になると愚行に走るのか?)について解説したものである。

市場心理、特に、なぜ市場/投機バブルが起きるのかについて書かれた古典として常に引用されている『狂気とバブル―人はなぜ集団になると愚行に走るのか?』のなかで、原著者のチャールズ・マッケイは、当時の投機バブルであるオランダのチューリップバブル、南海泡沫事件やミシシッピー計画の投機バブルを活写している。

どの時代においても、その時代特有の馬鹿げた投機バブルは起こる。それは人々の所有欲、熱狂あるいは単純に皆がそうするからという追従などにより増幅された幻想のビジネスモデルや投機事業による。この投機バブルの本質は、彼が原典を著して150年以上が経過した今でも全く変わっていない。サブプライム問題により生じた信用収縮の現在の経済状況は、まさしく原典が描いた姿だ。

本書で読者が発見できること:

・人の集団行動はなぜ合理性を欠くことがあるのか。
・市場心理についてのより深い理解。
・現在のビジネス環境についてタイムリーなテーマを提供しており、より適切なビジネス
 判断の助けを得られる。

次回のブックレビューは2009年元旦 1月7日発行となります。2009年も最新情報をお届けいたします。Hot な話題をお楽しみに!!

                                                      


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    == ■■  これまで翻訳した書籍 実績一覧  ■■ ==

    == ■■  これまで翻訳した多言語翻訳書 実績一覧  ■■ ==

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