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原題 Cosmic Conversations: Dialogues on the Nature of the Universe and Search for Reality
著者 Stephan Martin
ページ数 288ページ
分野 宇宙観/精神世界
出版社 New Page Books
出版日 2009/10/1
ISBN 978-1601630773
本文 夜空を見上げ、宇宙とは何か? と考えたことがあるだろうか。確かに、星や銀河や空間もその一部だが、宇宙が森羅万象であるとするならば、木や、自動車や、建物や、モーツァルトの交響曲や、私たちの心の奥にある欲望さえもそこに含まれるのではないだろうか。科学者は宇宙を変化する物質と考えるかもしれないし、宗教家はそこに神の顔を見るかもしれない。また、画家にとって宇宙はパレットであり、音楽家にとっては音や振動であったりする。つまり、宇宙は見るものの視点によって多面的な見え方をするものなのだ。

本書は、天文物理学者である著者が最先端を行く思想家たちに「宇宙とは何か?」というテーマでインタビューしたものをまとめた対談集である。科学者、スピリチュアル指導者、芸術家、意識研究家など、分野別にまとめられている。著者はインタビューを通して、科学と哲学、スピリチュアル、土着伝統などを結ぶ架け橋を築こうと試みる。宇宙や自分自身に対する見方が変わる一冊だ。

<対談相手>
・Brian Swimme:数学的宇宙論者。『宇宙はグリーン・ドラゴン』(ティビーエス・ブリタニカ)、『徒歩で行く150億年の旅』(バベルプレス)の著者。
・Peter Russell:数学者、物理学者。『グローバル・ブレイン』(工作舎)の著者。
・Dean Radin:超心理学研究者。『量子の宇宙でからみあう心たち』(徳間書店)の著者。
・Richard Tarnas:文化史家。ベストセラー『Cosmos and Psyche』著者(鏡リュウジ氏のブログで紹介されている)
・Fred Alan Wolf:量子物理学者。『聖なる量子力学9つの旅』(徳間書店)『もう一つ1つの宇宙』(講談社ブルーバックス)の著者。
・Barbara Marx Hubbard:未来学者。『意識的な進化』(ナチュラルスピリット)の著者。