原題 | Cake, Custard, Category Theory: Recipes for understanding mathematics |
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著者 | Eugenia Cheng |
分野 | 数学 |
出版社 | Profile Books |
出版日 | 2015/3/5(予定) |
ISBN | 978-1781252871 |
本文 | この世から数学嫌いをなくし、数学の楽しさと魅力を伝えることに情熱を注ぐ若き才媛、Eugenia Cheng。YouTubeで人気の彼女の講義は、料理番組かと思うほどケーキやパイ、包丁やメジャーが次々に出てくる。こんな元気で熱意あふれる先生が学校にいたら、みんな数学好きになってしまうだろう。本書は、そんな講義をそのまま活字にしたものだ。 本書では、メビウスの輪からアルゴリズムまで、すべてを食べ物のアナロジーを使って説明する。各章の冒頭にはレシピを掲げ、料理の素材と調理法が数学では何に当たるのかを語り、数学にまつわる誤解も解く。数学は正しいか間違っているかではないのだ。学校では10+4=2は間違いだと教わるけれど、10時から4時間すぎたら2時になる。これも数学だ。 本書で取り上げる圏論は、数学のなかでも抽象性の高い分野だが、理系だけに向けた内容ではない。インターネットにより知識は秘密ではなくなったが、「理解」は広まってはいないと著者は言う。子どもたちに「なぜ」と問う重要性を教え、わかるということの喜びを広めるため、本書ではあらゆる年齢層を読者対象としている。 |