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原題 Gun Baby Gun: A Bloody Journey into the World of the Gun
著者 Iain Overton
分野 社会科学
出版社 Canongate Books Ltd
出版日 2015/4/16
ISBN 978-1782113423
本文 戦争、紛争、権力争い、テロリズム、私利私欲のための犯罪、自殺など、人類の「負」の側面をつくり出してきた「銃」。一方で、銃を芸術作品のように収集したり、狩猟など趣味の世界のツールとして楽しむ人も多い。治安が悪く、ギャングによる銃撃戦が日常的にある国や、米国のように銃乱射事件で多数の死者を出してもなお、一向に銃規制が進まない国もある。

本書は、BBCのジャーナリストとして活躍した著者が、世界25カ国の銃をめぐる現状を取材・調査してまとめたノンフィクションである。銃が用いられる殺人や戦争の生々しい現場リポートのほか、銃の流通、銃規制の問題、また銃によるさまざまな不幸を防げない社会の構造や人間の性を鋭くえぐり出している。