オーディション概要
オーディション課題概要
出版社から翻訳依頼を受けた書籍の翻訳者を選出するために、出版翻訳オーディションを開催します。
翻訳出版を予定している原書の一部(1000words程度)を課題文として出題します。
会員専用の【マイページ】に掲載された課題文(メールでも同時配信)を翻訳し、同ページから訳文を登録すれば応募完了!
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第698回
| 出題日 | 2025/11/20 |
|---|---|
| 締切日 | 2025/12/01 |
| 原題 | Forgers and Critics, New Edition: Creativity and Duplicity in Western Scholarship |
| 原書言語 | 英語 |
| 訳書言語 | 日本語 |
| 原著者 | Anthony Grafton |
| ジャンル | 人文科学・政治・法律・社会・時事 |
| ジャンル詳細 | 歴史・地理・考古学・民俗学・文化人類学・言語学 |
| 原書出版社 | Princeton University Press |
| 出版形態 | 紙書籍/電子書籍 |
| 募集内容 | 上訳1名 |
| 内容 | Anthony Graftonは、知の営みの歴史に関する研究の第一人者であり、プリンストン大学教授として、ルネサンス文化、古典・書物史などを専門としている。 本書は、西洋思想・学問の歴史において、「forgery」と「criticism」がどのように共進化してきたのかを、多くの実例を通じて描き出す知的冒険譚。古代ギリシアの偽史から、ルネサンス人文主義者たちによる真贋判定、さらに近代におけるShakespeare贋作、そしてHitler日記や「The Gospel of Jesus’s Wife」など、2000年以上にわたる「偽と真」の激しいせめぎ合いをたどる。 Graftonは偽造・贋作を単なる逸脱や犯罪行為としてではなく、西洋の知と文化を動かしてきた「a creative force」として捉える。この視点は、学問そのものの本質を問い直すものだ。 フェイクニュースやポスト・トゥルースが話題になる現代だからこそ、過去の思想家たちが偽造・贋作とどのように向き合ってきたのかを知ることには、深い意味がある。本書は、学者・歴史愛好家だけでなく、知の信頼性や情報倫理に関心を持つすべての人にとって刺激的な一冊になるだろう。 (※課題文翻訳の際、内容説明の中で使われている語や文を訳文に反映する必要はありません) |
| 分量 | 原書192ページ/日本語仕上がり約340枚(1枚=400字)を1名で翻訳。 |
| 翻訳時期 | 2025年12月中旬頃翻訳開始。2026年4月中旬頃翻訳終了予定。 |
| 訳者名表示 | あり |
| 支払形態 | 買切り(特別永久会員の方には、紙書籍の重版後、追加報酬をお支払いします)。翻訳料金は、【マイページ】内、オーディション課題詳細ページの「注意事項」欄に表示します。 |
INTRODUCTION
SOMETIME in the fourth century B.C., Heraclides of Pontus quarreled with another philosopher, Dionysius "the Renegade." Heraclides was a dignified, respectable, and corpulent gentleman; a student of Plato and an expert on natural philosophy, he was known by the nickname ●ho pompikos●, "the stately one" (a pun on his real title, ●ho pontikos●, "the one from Pontus"). Dionysius was more disreputable. Beginning as a Stoic who denied the existence of pain and pleasure, he developed an acute eye inflammation which convinced him that his principles were in error.
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