オーディション概要 オーディション概要

オーディション課題概要 オーディション課題概要

出版社から翻訳依頼を受けた書籍の翻訳者を選出するために、出版翻訳オーディションを開催します。
翻訳出版を予定している原書の一部(1000words程度)を課題文として出題します。
会員専用の【マイページ】に掲載された課題文(メールでも同時配信)を翻訳し、同ページから訳文を登録すれば応募完了!

オーディションへご応募いただくには、トランネット会員登録(新規会員登録はこちら) が必要です。

新規会員登録ページへ

第699回

出題日 2025/12/19
締切日 2026/01/06
原題Polar War: Submarines, Spies, and the Struggle for Power in a Melting Arctic
原書言語英語
訳書言語日本語
原著者Kenneth R. Rosen
ジャンル人文科学・政治・法律・社会・時事
ジャンル詳細社会・教育・社会問題・環境・公害・自然保護
原書出版社Simon & Schuster
出版形態紙書籍/電子書籍
募集内容上訳1名
内容ジャーナリストのKenneth R. Rosenによるノンフィクションで、気候変動によって氷が急速に薄くなりつつある北極圏を多角的に取材したルポルタージュ。気温上昇によって凍結していた海域や航路が利用可能になり、未開発資源や長らく封じられていた有害物質、生物兵器が開放されるなどの環境リスクが表面化する中、各国の北極への影響力を強めようとする動きが加速している実態を描き出している。

著者は、研究者、軍関係者、先住民コミュニティのリーダーなど、数多くの関係者への取材を通じ、北極地域の社会・自然環境と、そこで高まる地政学的緊張を具体的に紹介している。米国沿岸警備隊の実地パトロールや、外国の砕氷船での訓練、潜水艦の運用体制などを取り上げ、北極が国際的な安全保障上の重要拠点になりつつある現状を示している。

さらに本書は、軍事や外交だけでなく、気候変動が地域住民の生活基盤に与える影響も丁寧に取り上げている。凍土の融解による住宅の損壊、浸水被害、医療施設の維持困難といった現実を、現地の声を通して具体的に伝え、環境変化が日常生活に及ぼす深刻さを浮き彫りにする。

最後に著者は、北極が研究協力の場から国家間の競争の舞台へと急速に変化している現状を指摘し、気候変動と国際政治の動きが同時進行で進むリスクを論じている。北極で起きている変化を手がかりに、地球規模の課題を考える視点を読者に促す一冊。

(※課題文翻訳の際、内容説明の中で使われている語や文を訳文に反映する必要はありません)
分量原書320ページ/日本語仕上がり約640枚(1枚=400字)を1名で翻訳。
翻訳時期2026年1月下旬頃翻訳開始。2026年6月下旬頃翻訳終了予定。
訳者名表示あり
支払形態買切り(特別永久会員の方には、紙書籍の重版後、追加報酬をお支払いします)。翻訳料金は、【マイページ】内、オーディション課題詳細ページの「注意事項」欄に表示します。

課題文

YEARS ACCRUE OVER TWO seasons, never four. Dark days and bright nights are shared experiences in the circumpolar north, the arctic, where time is accounted differently, the midnight sun a warning flare slung into the sky before disappearing into darkness each and every winter. Darkness, then light, then darkness once more, a land of infinite extremes. More than this, though, one is struck by the elastic distances, landscapes over which the radical whims and decisions--of individuals, of nations--vacillate.

こちらでは課題概要と課題文の一部を掲載しています。 全文はマイページへログインの上、ご確認ください。

一覧へ戻る