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原題 Earth Story: From the Dawn of the Solar System to the Age of Man
著者 Tom Jackson
分野 天文学
出版社 Carlton Books
出版日 2017/1予定
本文 我々の暮らす惑星、地球は、どのようにしてこの宇宙に誕生したのか。さまざまな研究成果をもとに、46億年前から現在までの道のりを解き明かす。

最初は岩石の集まりだった地球。その後、月が衛星となり、水(海)の誕生を経て、やがて生命が生まれる。地殻変動や生命の進化、氷河期や大絶滅などの出来事があり、人間が住む星となったのは約4万年の昔である。

本書では多数の興味深い視点が提供される。たとえば月は、他の惑星の場合と比較すると、衛星として地球に比して非常に大型である。そして、他の軌道からやってきたなど、月が地球の衛星となった経緯には諸説あるが、本書では地質学上の分析結果などから、地球に巨大な天体が激突した際に飛び散った岩石が集まって形成されたという説(ジャイアント・インパクト説)を採用している。また、現在は生物の生命活動に欠かせない元素である酸素も、原始の生命体にとっては猛毒であったなど、意外な事実が明かされる。

豊富に掲載された写真も美しく、楽しみながら地球について学べるビジュアル書。