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原題 One Giant Leap: Iconic and Inspiring Space Race Inventions that Shaped History
著者 Charles Pappas
分野 宇宙科学/社会/歴史
出版社 Lyons Press
出版日 2019/7/1
ISBN 978-1493038435
本文 米国の宇宙プログラムにくわしい歴史家たちは、宇宙の有人飛行の鬼気迫る状況がいかに、エンジニアを奮い立たせ、様々なアイディアの考案・実現に結実したかをよく知っている。この本の著者、チャールズ・パパスも同様だ。

1969年7月20日、アメリカに住む人の耳目はテレビ・ラジオにくぎ付けになった。NASAが月面着陸を成功させたのだ。この偉業は米国全土の発明家・技術者にインスピレーションを与えた。本書では1969年の月面着陸の50周年を迎える2019年を祝うべく、それらの製品がいかに世界を変えたかを、アメリカ合衆国特許商標庁をソースとした米国原本の特許図なども交え紹介する。彼の語るテクノロジーのストーリーはありふれた歴史上の説明よりもずっとエネルギッシュに展開される。

宇宙開発から派生したテクノロジーは、単に消費者を興奮させただけではなく、地球上の数えきれない命を救った。非常用キットには低体温と戦うデュポン社製の「マイラー」毛布がストックされ、消防士は難燃性の素材を身にまとい、ハイテクな空気タンクで呼吸をする。そして地雷を撤去する工兵は固体ロケット燃料を用いて地球規模でばらまかれた地雷を1つ1つ無力化している。

本書は、いわば著者、チャールズ・パパスが撮った何枚ものスナップ写真をおさめたアルバムだ。宇宙開発の時代に在った、正当な評価を得ていない人物や事物、出来事を20の章立てで次々と論じる。