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原題 The Usborne Book of PLANET EARTH
著者 Megan Cullis, Matthew Oldham
分野 児童書/生命科学/宇宙科学
出版社 Usborne Publishing
出版日 2019/3/7
ISBN 978-1474936620
本文 この一冊で、地球上のあらゆる場所を旅した気分になれる、そんな本だ。北極や南極などの神秘的な氷の世界から、見たこともない動物や植物でいっぱいのアマゾンまで、あますことなく学ぶことができる。そこに生息する動植物に関する情報はもちろん、その地域で暮らす人々の生活様式や文化にまで触れている。世界のことに興味を持つきっかけになる本だろう。

地域や国の特徴に加え、近年問題視されている環境破壊についても言及されている。こどもにもわかりやすいよう、少ない文字と目を引くイラストで抵抗感なく環境問題についても学ぶことができる。また、本書は地球上の観光名所のみならず、宇宙や深海の世界にまで読者を連れて行ってくれる。惑星の名前や地球までの距離をイラスト付きで解説してくれているので、とてもわかりやすい。深海のミステリアスな生物のイラストも多く描かれており、大人が読んでも興味をそそられること間違いなしだ。

本書が紹介するのは、世界の果てや未開の地のみではない。ニューヨークやベネチアなど、都会的な地域も登場する。世界の広さや多様性を学ぶにはこれ以上の本はないかもしれない。それぞれの国や地域で、人々はどんな暮らしをしているのか。そこにはどんな花が生えていて、どんな生き物がいるのか。あらゆる知的好奇心を刺激して、ページの隅から隅まで細かく描かれたイラストに目を奪われるはずだ。

アメリカなどの有名な地のみではなく、普段あまり馴染みのない国や地域にも触れているので、新たな興味がここから生まれることになるだろう。日本(東京)を紹介するページもある。ほとんどが地震に関する情報となっているので、日本の読者としてはやや寂しい気もするが、他国と比べて地震が多い国だということを知るきっかけになるかもしれない。世界や地球のことを知り、興味の幅をひろげてくれる一冊であることは間違いなしだ。