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出版翻訳の舞台裏Column

原題 The Introvert’s Edge : How the Quiet and Shy Can Outsell Anyone
著者 Matthew Pollard
分野 ビジネス/自己啓発
出版社 AMACOM
出版日 2018/01/04
ISBN 978-0814438879
本文 本書は物静かでシャイな人がセールスで成功を収めるための本だ。内向的な人に関する文献のほとんどは、社交的な場で生き残ることに焦点を当てているが、著者は内向的な人がセールスにおいて有利だと考えている。
内向的なセールスマンというと、矛盾しているように思える。しかし、セールスは1人でいることを好む内向的な人でも身に付けられるスキルで、成功するためには、それぞれの強みをどう活かすかが大事なのだ。

今までは、セールスで成功するためには図々しくなければならないと言われてきた。しかし、それは間違いだった。口達者でなくてもいいし、強引なセールステクニックを身に付ける必要もない。その代わりに、真の自分を保ち続けられるプランを持ち合わせていれば、内向性が良いセールスマンを生み出すのだ。

自身も内向的な著者は、10代でセールスの世界に入ったが、会社が倒産する。その後、委託販売のセールスマンの職を探すが、92件連続で断られた。そして、何かを変えなくてはと考え、無理をして自分を変えようとするのではなく、ほかのセールスマンより多く売り上げるための、自分に合った方法を発見した。そうして成功を収め、数万人にセールスの指導をするまでになった。本書で章ごとに紹介される7段階のプロセスは、世界中の内向的な事業主やセールスマンに、生来の強みを自覚させ、成功へと導いてきた。ここに書かれているのは、ただの理論ではなく、内向的な人の実際の苦労や葛藤と、彼らが著者の勧める方法をどのようにセールスに役立てているのかも紹介されている。

この本から読者が学ぶのは、セールスに対する恐れを克服し、セールスをしっかりしたシステムに変え、ストーリーを語ることで不満をかわし、信用を勝ち得て、信頼を築き、あらゆるシチュエーションに備え、そして何よりセールスを楽しむことだ。
内向的なセールスマンはもはや矛盾ではなく、成功の秘訣なのだ。