ブックレビュー

出版社の皆様へ

出版社の皆様へ

ブックレビュー

出版社様お問合せ

連載企画 Day to Day

株式会社トランネットTwitter

トランネット公式Facebook

English Websaite

JAPANESE WRITERS'HOUSE

出版翻訳の舞台裏Column

原題 The Bilingual Brain_And What It Tells Us about the Science of Language
著者 Albert Costa
ページ数 176
分野 脳、言語学、精神医学、心理学、脳神経外科学
出版社 Allen Lane
出版日 2020/05/01
ISBN 9780241391518
本文 バイリンガルの脳はどうなっているのだろう。ボストン生まれのアレックス(仮名)という子供が登場する。アレックスは著者の息子だ。著者は、言語の科学を探求するスペイン人でスペイン語を話し、妻は英語を話す。この夫婦は息子のアレックスが生まれたとき、夫は子供にスペイン語で話し、妻は英語で話すことにした。子供に言語上、どんな影響(特にネガティブな)がでるかを研究するためだ。さて、どのような経過をたどったか。また、ローラ(仮名)という老女が登場する。著者の母親だ。バルセロナに住んでいる。彼女もバイリンガル(スペイン語、カタロニア語)だ。3年前に認知症と診断された。はたしてバイリンガルが認知機能の進行に与える影響は? 赤ちゃん、幼児、大人のバイリンガル脳を分析し、バイリンガルの学習と使用が脳の言語処理にどのような影響を与えるか、脳をどう改造していくかを分析していく。
・人間の言語処理能力の仕組みは? 
・バイリンガルが脳システムに与える影響は?
・赤ちゃんが言葉をおぼえる仕組みは?
・脳の注意力システムが鍛えられ、脳障害に対して抵抗力がつく! 
・脳の実行機能(思考や行動を制御する認知システム)を高める!
・直観力や意思決定力も向上!
単なる理論的説明だけではなく、研究のエビデンスを多く使用して解説。わかりやすく説得力がある。知的好奇心を大いに刺激する一冊だ。