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原題 Lizards of the World
著者 Mark O`shea
ページ数 240
分野 生物学
出版社 Princeton University Press
出版日 2021/01/26
ISBN 978-0691198699
本文 本書は、有隣目トカゲ亜目の爬虫類の総称である「トカゲ」の図鑑だ。

今から2億8000万年前に古生代末期に両性類から分かれて以降、様々な環境に適応しながら進化を続け、6000種ほどが世界中で生息している。種により体の色、頭・胴体・足・尾の形など身体的特徴が大きく異なる。恐竜の生き残りであるトカゲは、鱗のある4本足が基本的な形態だが、足のないヘビ型の種もいる。大きさは、大半が20~30センチほどだが最大は全長3メートルのニューギニアオオトカゲとコモドオオトカゲ、最小は3センチほどのハイチチビヤモだ。

ユニークな特徴を持つトカゲが数多くいる。顔の周りに大きな襟巻を持ち2本足で走るエリマキトカゲ、驚くと目から血を出す角のあるサバクツノトカゲ、翼をもち飛ぶことのできるウロコトビトカゲ、敵に追いつめられると尾の先をくわえ輪のようになるアルマジロトカゲ、枯葉のように擬態をするエダハヘラオヤモリ、体の色を変え周囲に溶け込むカメレオン、全身に円錐状の棘で覆われたモロクトカゲ、水面を2本足で走るバシリスク等々。

本書は、そんな「トカゲ」の一言では片づけられないほど、多種多様な種類が存在するトカゲを紹介している。それぞれの種に添えられた350枚の美しいカラー写真が素晴らしい。全身を鮮明に映し、トカゲの多彩な色の美しさ、表情や姿形のユーモラスさや可愛らしさがよく分かる。世界分布地図、分類、生息域(森林、砂漠、草地等)、体長、活動域(陸上、樹上等、昼行性・夜行性)、繁殖形態(主に卵生、卵胎生の種もいる)、食性のデータが記載されている。