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原題 L’enigma di Faraone(Agatha Mysteryシリーズ)
著者 Mario Pasqualotto
分野 フィクション/児童書
出版社 De Agostini
出版日 2010/5
ISBN 978-8841862551
本文 ロンドン子のアガサ・ミステリーは12歳。驚くべき映像記憶能力をもち、ミステリー作家になるという夢を抱いている。世界有数の探偵学校「アイ・スクール」に通う14歳の従兄ラリー・ミステリーはハイテク技術に通じ、性格もいいが、不器用なため、探偵学校の試験にパスするために、いつもアガサの力を借りている。シリーズ第1巻の本書で、アガサは、王家の谷から出土したばかりの石板が消えた謎に挑む。

暑い夏の朝、南米にいる両親からアガサのもとに誕生日プレゼントが届いた。それは、「インディオニグロ・ペトリフィクス」として知られる珍しいサボテンだった。このサボテンは、人の体を数分間しびれさせる毒をもっている。アガサがサボテンの植え替えをしていると、伝書鳩がやってきた。従兄のラリーからだった。「ある任務に同行されたし。行き先はカイロ」

アガサとラリーの調査が始まる。