ブックレビュー
| 原題 | Blut muss fließen: Undercover unter Nazis |
|---|---|
| 著者 | Thomas Kuban |
| 分野 | 政治/ノンフィクション |
| 出版社 | Campus |
| 出版日 | 2012年10月8日 |
| ISBN | 978-3593398020 |
| 本文 | 潜入取材を専門とするフリージャーナリストが、自らの命を危険にさらしてネオナチの青年団体に何年間にもわたり潜入した。ネオナチの中でも非常に特徴的な右派ロック音楽(ナチバンド)に焦点をあて、その陰謀を暴く。 ナチバンドは秘密のコンサートを行い、ネオナチの考え方を広める。独特なリズムと暴力的、極右的な歌詞に魅了される若者も少なくない。そんな彼らのコンサートの様子を、著者は隠しカメラで撮影。本書にはたくさんの写真が掲載されており、激しいコンサートの様子を目にすることができる。ナチズムや政治に興味がない人でも、その衝撃的な内容にひきつけられるだろう。 日付をそえて記された調査内容とその写真が、ドイツの新たな一面を暴露する。 |