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原題 The Breakfast Book
著者 Andrew Dalby
分野 料理/歴史
出版社 Reaktion Books
出版日 2013/5/15
ISBN 978-1780230863
本文 現在では朝食が1日の中で最も重要な食事だといわれているが、そもそも朝食とはいつどこで生まれたものだろう。1日1食だった時代から、どのように発展してきたのだろうか。

朝食の位置づけと役割は時代とともに変化してきた。また国や地域によって献立はさまざまだ。その一方で、昼食や夕食ほど献立や調理に時間をかけず形式張ることのない、残り物を活用した、不意の客人の参加を許容する食事であるという共通点もある。

本書では、3000年の歴史と文学を振り返り、朝食の果たしてきた役割を明らかにしながら、いろいろな時代と国の朝食を紹介する。朝からアルコールをたしなんでいた時代があったなど、現代の常識では考えられない食習慣には新鮮な驚きを感じるだろう。

随所にカラー写真が散りばめられ、気軽にエッセイ感覚で読むことができる。巻末にはさまざまな時代、国の朝食のレシピが紹介されており、実際に作って楽しむこともできる。