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原題 Fifty Foods That Changed the Course of History
著者 Bill Price
分野 歴史
出版社 Apple Press
出版日 2014/8/7
ISBN 978-1845435431
本文 現代ではごく当たり前となっている食べ物が、文明の発展にいかに多大な影響を及ぼしてきたかを紹介する。例えば、大西洋ニシンは、中世ヨーロッパのハンザ同盟において経済基盤としての役割を果たしていた。また、いくつかの国ではジャガイモに対する依存が大きくなり過ぎたため、ジャガイモの不作が飢饉や社会崩壊、あるいは国際法の改正まで引き起こしてきた。

登場する50品目の多くは、パン、砂糖、ワイン、牛肉、米など非常に身近なもので、現代人にとってのそれらの重要性は明白だ。その他にも、絶滅するまで狩られたマンモスや、十字軍や征服者たちの命をつないだハードタック(固パン)、世界の民主化の象徴であるハンバーガーなど、多様な食品とその歴史的意義が述べられている。

これらの食べ物が文字通り「歴史を変えた」ことを証明するため、本書に掲載されているそれぞれの食べ物は、文化、社会、経済、政治、軍事という5つのカテゴリで客観的にその影響力を評価されている。