原題 | Presidential Pets |
---|---|
著者 | Laura Driscoll |
分野 | 児童書/動物/アメリカ合衆国 |
出版社 | Grosset & Dunlap |
出版日 | 2009/8/20 |
ISBN | 978-0448452500 |
本文 | 歴代のアメリカ大統領は、3人以外全員、ホワイトハウスや別荘でさまざまなペットを飼ってきた。これほど多くの大統領がペットを飼う理由は明らかではないが、ペットのお蔭でホワイトハウスが心地よい「我が家」になるのかもしれないし、時として孤独な立場にある大統領をペットたちが支えているのかもしれない。 本書は児童向けに、大統領一家とそのペットとのエピソードを綴ったもの。写真やイラストも多く掲載されており、日本の子どもたちにも親しみやすい内容だ。 ケネディ大統領の娘で、現在は駐日アメリカ大使を務めるキャロライン・ケネディは、たくさんの動物に囲まれて幼少期を過ごした。なかでも愛馬マカロニは、全米から何千通ものファンレターが届くほどの人気を得た。また、初のアフリカ系アメリカ人として大統領に選出されたオバマ大統領は、ケネディ上院議員からプレゼントされたポヂュギース・ウォーター・ドッグを「ボー」と名付け、ホワイトハウスに迎えた。こうしてボーも歴代大統領一家のペットの仲間入りを果たし、今日でもメディアを賑わせている。 その他、動物愛好家であるブッシュ大統領の愛犬バーニーや、クリントンン大統領のバディ(犬)とソックス(猫)、ナッツをお土産にする客もいたというハーディング大統領のリス、しぼりたての牛乳を毎朝提供したタフト大統領の牛、戦時に庭の草刈りを兼ねていたというウィルソン大統領の羊から、ホワイトハウスのイーストルームをあてがわれたアダムズ大統領のワニなど、珍しい動物たちも登場する。 |