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原題 How to Fail
著者 Elizabeth Day
ページ数 352
分野 自己啓発
出版社 Fourth Estate
出版日 2019/04/04
ISBN 978-0008327323
本文 すべてがうまくいって欲しい、と多くの人は願うだろう。
しかし、著者であるエリザベス・ディは、自分のうまくいかなかった経験談などを、おもしろおかしく、かつ、赤裸々に語っている。そして、自らに起こったことを冷静にふりかえる。デート、仕事、スポーツ、不妊、家族、怒り、友情…あらゆる場面で壁にぶつかり、つらい思いをしてきた。そんな経験をくり返し、乗りこえていくたびに、人はさらに強くなっていると分析している。
人生という冒険は、うまくいかないことのほうが多いかもしれない。だからこそ、学びが多いといえる。すべてがうまくいっているように思えるときよりも、うまくいかなかったときのほうが、結果として成長していることに気がつく。差し迫った状態を好機に変えることは、精神の浄化作用になることもあるだろう。
うまくいかないことや失敗を恐れてはならない。そこから発信されるメッセージを読み取ることが大切なのだ。うまくいかないからといって人生が終わるわけでもなければ、決まってしまうわけでもない。どう対応するかによって決まるのだ。積極的に向き合えば、充実した日々を送ることができる。
うまくいかない方法を知ることは、遠まわりのようで、実は、幸せになるための近道なのかもしれない。