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安部恵子(第533回オーディション作品入賞者)

第533回 オーディション 作品入賞

訳書名 『スマホをやめたら生まれ変わった』
訳書出版社 株式会社幻冬舎


入賞者の声

 科学が好きで大学の理工系の学部に進み、卒業後はメーカーの技術職につきました。科学読み物と英語が好きなことから、いわゆるポピュラーサイエンスの分野の翻訳に興味を持ち、子育てや退職などを経て、翻訳の勉強を本格的に始めました。良き師と先輩翻訳者の方々に恵まれ、下訳やリーディングなどいただいた仕事に一つひとつ取り組んできて、ようやく少しずつ訳書を出させていただけるようになりました。私は研究者が自分の研究について一般の人々に向けて情熱的に語るタイプの本が大好きなので、そうした原書を発掘して、これはと思うもののレジュメを作って出版社に持ち込んでいます。もっとも、版権は売約済みの場合がほとんどなので、苦心惨憺で作ったものが無駄みたいですが、不思議なもので、意外にもレジュメを発端にさまざまな形でのちの仕事につながってきました。
 とはいえ、本書はそんな私の路線とは少し違うところにあります。課題を一読したとき、インターネットに対する著者の違和感に共感を覚えて、応募したところ運よく翻訳者に選んでいただけました。訳し進めるうちに、小さいお子さんたちを育てながらもライターとして第一線でふんばっていこうとする著者が、迷い悩みながらもSNSに振り回されない生活を目指す姿に、立場も年齢もまったく違う私ですが凝り固まっていた頭を揺さぶられる思いを……などといっても、じっくり味わっていられるわけもなく。現実は、四苦八苦で締め切りに合わせて訳稿を納品したものの、ゲラには「赤」がびっしりで、ありがたいやら情けないやら。数々のご指摘に向き合って調べ物をしなおし、ロジックの甘いところをきっちりと詰めていき、表現の未熟さと固さをなんとかしてほぐして修正を重ねる過程は、苦しくも、何にも代えがたい勉強になりました。出版社の編集者と校正者の方々には心から感謝しています。完成した美しい表紙の本を手に取った瞬間は感無量でした。

矢島麻里子(第543回オーディション作品入賞者)

第543回 オーディション 作品入賞

訳書名 『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』      
訳書出版社 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン


入賞者の声

『Starting Your Beautiful Life』の課題文を読み終え、中央線・四ツ谷駅のホームに降り立ったときの景色をいまでも鮮明に覚えている。それは、心から訳したいと思える本に出会えた瞬間だった。課題提出から2週間が経ち、最終選考の5人に残ったという知らせを受けたときも不思議な確信があった。待望の採用通知はその数日後に届いた。
 原文を読み進めるのは楽しくてしかたがなかった。著者の言葉の一つ一つがするすると胸に沁み込んできた。最終章に差し掛かったときには、もうすぐ読み終わってしまうのが淋しかったほどだ。この本は書き下ろしで、原著が出版されていない。原文を読むことができるのは、関係者以外は私だけ。なんと幸福なことだろう。これほどの幸福にあずかった以上、著者の示唆に富む思いやりに満ちたメッセージを何一つ損なうことなく再現して読者に届けなければならない。そんな思いで2カ月間全エネルギーをこの本に注いだ。
「いったん決断したら、後ろを振り返ってはなりません」「あなたが決めたのですから、今やっていることを楽しんでください」。社内翻訳者からフリーランスに転身して1年、自分の決断が本当に正しかったのか不安だった私に、著者の力強い言葉は「前を向く」ことを教えてくれた。この本を通して悩みを抱える読者を勇気づけることができたらと思い翻訳を始めたが、いちばん勇気づけられたのは、訳している自分自身だった。
 そして訳文提出から8カ月後、晴れて『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』が刊行された。
 刊行日決定の連絡を受け取ったとき、完成した見本を手にしたとき、書店に並べられた本書を見つけたとき、出版記念パーティーで著者のトビン先生に満面の笑顔で労ってもらえたとき、読者の方々の心のこもった感想を目にしたとき——その一つ一つが私にとっては「至高体験(peak experience)」であり、これから先もずっと忘れることはないだろう。
 この素晴らしい出会いに心から感謝したい。

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