ブックレビュー
| 原題 | KIRMIZI AYAKKABI (The Red Shoe) |
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| 著者 | Cigdem Gundes & Mavisu Demirag |
| ページ数 | 28 |
| 分野 | 絵本／フィクション |
| 出版社 | Uçanbalik |
| 出版日 | 2019/01 |
| ISBN | 978-9755873459 |
| 本文 | ある女の子は、赤いくつが大好きで、どこへ行くのにもはいて出かけて行きました。ところがある日、かたほうのくつだけをなくしてしまいます。女の子は泣きながら、くつを探しに出かけました。大人たちにたずねても、知らないと首をふるばかり。こんどは、動物たちにきいてみましょう。それでも、手がかりは見つかりません。みんな、自分のことで頭がいっぱいなのです。 仕方がないので、お月さまやお星さまにも声をかけてみます。一体赤いくつは、ひとりぼっちでどこへ行ってしまったのでしょう。女の子は、くつを見つけることができるのでしょうか……？ 誰にでも、大事なものをなくした経験はあるでしょう。「一体どこに行ってしまったんだろう？」本書はそんな身近な疑問から、昔ながらの童話のような、幻想的な世界へと読者を誘います。 そして物語の最後に、語り手は「もし、あなたがこの女の子だったどうする？ 赤い靴を履いていたら、どこへ行きたい？」と語りかけます。親子で想像力を育むきっかけになる一冊です。少女の探求の旅を追うことで、想像力だけでなく観察力、そして集中力も高められそうな一冊。 |
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