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原題 Friendfluence: The Surprising Ways Friends Make Us Who We Are
著者 Carlin Flora
分野 社会/心理学
出版社 Doubleday Books
出版日 2013/1/15
ISBN 978-0385535434
本文 友人が人間の人格、選択や感情、心の健康に与える影響を最新の研究、実験をもとにわかりやすくまとめた1冊。

友人の影響を受ける、といえば当たり前に聞こえるが、ほとんどの人はそれが実際どれほどのものかを知らない。人間関係といえば家族や恋愛ばかりが取りざたされる中、じつは友人の存在が人々の幸福、新聞で読む記事、果ては体重の変動にまで影響を与えていたのだ。しかも晩婚化、一人っ子の家族が増えゆく社会では、友人の影響がますます強まってゆくという。

「仕事仲間と数分間話しているだけで記憶力が上がる」「親しい友人がいることは乳がんや冠状動脈性心臓病の死亡率を下げる一方、配偶者がいても死亡率は下がらない」これまで誰も想像しなかったような研究結果がこれでもかと並べられている本書は、ネット上の友人、友情の終わり、ソーシャル・ネットワーク、嫉妬、友情の悪影響など、友情に関するさまざまな研究を心理学、哲学の観点から厳密に、しかしわかりやすく解説している。