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出版翻訳の舞台裏Column

2025/08/21

最新オーディション開催中! 『To Overthrow the World』翻訳者募集中!

>>出版翻訳者デビューのチャンス<<

翻訳者選定オーディション開催中!!

●●第696回オーディション●●


◇課題書籍:To Overthrow the World: The Rise and Fall and Rise of 
Communism


◇著者:Sean McMeekin


◇応募締切日:2025年9月2日(火)(日本時間)23時59分


◇課題書籍内容:


バード大学の教授で、歴史学者のSean McMeekinによる本書は、共産主義を理想として捉える現代の学生の誤解を正すべく、COVID-19のロックダウン下で執筆に着手したもので、階級のない社会をめざすという理想から、独裁政権の支配思想へと変貌を遂げた共産主義の進化を調査している。


McMeekinは、共産主義的統制が現代のさまざまな分野に影響を及ぼしている兆候として、気候変動・移民・人種・ジェンダーに関する意見統制を挙げ、これらは共産主義への共感が再び広がっている証拠だと論じる。しかし、彼が強調するのは、共産主義政権が選挙で合法的に権力を掌握した例が一度もないこと、そして、その制度が常に暴力と権力の強制に依存してきたことだ。


史実を通じて示されるのは、共産主義政権による大規模な弾圧と大量殺害の実態である。ソ連の「赤色テロ」による初期の粛清、Joseph Stalin期のウクライナでの集団飢饉、中国の大躍進政策での飢餓、Pol Pot政権による大量虐殺など、多くの非合理的な国家運営の事例が克明に述べられている。


さらに、共産主義の台頭と規模拡大には外部勢力の存在が不可欠であったともする。Vladimir Lenin時代のドイツ支援、Joseph Stalin期の西側資本の工業化促進、中国の毛沢東政権の背後にあるソ連・米英の軍事支援といった事例が、共産主義権力形成の外的要因として解説される。


共産主義の歴史を振り返り、その再興の脅威を警告する本書は、精緻な調査と迫力ある物語性により、思想の危険性を理解するうえで示唆に富んだ内容であると評価されている。


(※課題文翻訳の際、内容説明の中で使われている語や文を訳文に反映する必要はありません)

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オーディション課題概要はこちらから

(今回の課題文は、約1000 wordsです)

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